コラム
台風の後はお家の外壁チェック!早めの対応で安心を
こんにちは!
大和市で外壁・屋根塗装を中心に住まいのメンテナンスを手がけている、株式会社ウスイ建装です。
台風が通過した後に、「我が家は被害が出ていないだろうか?」「どこを見て確認すればいいの?」といったご相談を多くいただきます。強い風や激しい雨にさらされた後は、外壁や屋根に一見わからない細かなダメージが残っているケースも少なくありません。たとえば、外壁のひび割れや塗装の剥がれ、雨樋のずれなどは、放置すると雨漏りや劣化の進行につながる恐れがあります。
こうしたトラブルは、早めに発見し対処することが大事です。今回は台風後にぜひチェックしていただきたい外壁、屋根、そして室内でのポイントと、見落としがちな注意点をご紹介します。大切なお住まいを守るために、ぜひ参考にしてみてください!
目次
台風の後、外壁や屋根のチェックはなぜ必要?
台風が通過したあと、外壁や屋根は強風や大雨にさらされ、思わぬダメージを受けていることがあります。例えば、外壁の塗膜がはがれていたり、小さなひび割れが入っていたりすると、その隙間から雨水が侵入し、建物内部の木材の腐食やカビの発生、さらには雨漏りの原因になることも少なくありません。特に雨漏りは目に見える症状が出るまでに時間がかかることも多く、気づいた時にはすでに被害が広がっているケースもあります。
また、外壁や屋根は日常的に細かく確認することが少ない場所のため、被害があっても気づかないまま放置されやすいのが実情です。見た目には何も問題がないように見えても、実際には内部で劣化が進んでいるケースも珍しくありません。
だからこそ、台風のあとにはご自身でお住まいの周囲を目視でチェックしたり、必要に応じて専門業者による点検を受けたりすることが大切です。早めに異常を発見し、適切に対応することで、被害の拡大を防ぎ、お住まいを長持ちさせることにつながります。
台風後のチェック、具体的にいつやるべき?
外壁や屋根のチェックは「台風直後」に行うのが理想的です。特に強風で飛来物が当たったり、横殴りの雨にさらされたりした場合は、外観に大きな変化が見えなくても、目に見えない細かなダメージが発生している可能性があります。小さなひび割れや塗膜のはがれでも、放置すれば雨水の浸入を許し、建物内部の木材や断熱材の劣化を招く恐れがあり、後に大規模な修繕を余儀なくされるケースも少なくありません。そのため、台風が通過した後はできるだけ早めに点検を行い、気になる箇所があれば専門業者に相談することが大切です。
ただし、台風が接近・通過している最中に外に出るのは大変危険です。瓦や看板などの落下物、強風による転倒のリスクがあるため、必ず台風が完全に過ぎ去り、天候が落ち着いてから確認を行ってください。安全を第一に、台風後のセルフチェックを心がけましょう!
台風前の事前点検もおすすめ
台風後のチェックが大切なのはもちろんですが、実は「台風前の事前点検」も非常に重要です。あらかじめ外壁や屋根の状態を確認しておくことで、被害を未然に防げるだけでなく、万が一被害が発生した場合には「台風前の状態」を証拠として残せるため、火災保険や風災保険の申請時に大いに役立ちます。とくにスマートフォンで外壁や屋根、雨樋やベランダ周りなどの写真を撮影しておくと、後日の比較がしやすく安心です。
また、「特に問題はなさそう」と感じても、実際には塗装の劣化や細かなひび割れなど、目に見えにくいダメージが潜んでいることも少なくありません。こうした部分は、強風や大雨をきっかけに一気に悪化するケースもあるため、油断は禁物です。だからこそ、台風前には予防の意識を持って早めのチェックを心がけることが、お住まいを長く守るための大切なポイントです。
台風通過後、外壁でのチェックポイント
台風が通過したあとには、まずお住まいのまわりをぐるっと一周し、外壁の状態を確認してみましょう。大きな被害がなくても、強風や豪雨の影響で細かなダメージが生じていることがあります。放置すると後々大きな修繕が必要になることもあるため、できるだけ早めに点検することが大切です。とくに確認したいポイントは以下の3つです。
ひび割れや欠け
外壁にごく小さな亀裂や欠けを見つけた場合でも注意が必要です。雨水がそこから入り込むと、内部の木材や下地を傷め、時間の経過とともに被害が広がってしまう恐れがあります。小さいからと油断せず、早めの対応を意識しましょう。
塗装や防水層の剥がれ
外壁の表面がめくれていないか、塗膜が浮いていないかを確認してください。また、手で触れたときに白い粉が付く「チョーキング現象」が見られる場合は、塗装が劣化して防水機能が低下しているサインです。この状態を放置すると、雨水が浸透してカビや苔の発生につながります。
シーリング材の劣化
サッシまわりや外壁の目地部分に使われているシーリング材(コーキング)が割れていたり、剥離して隙間ができていないかも確認しましょう。ここが劣化していると、そこから雨水が浸入し、室内への雨漏りにつながる可能性があります。
台風通過後、屋根でのチェックポイント
次に確認したいのが屋根です。ただし屋根点検の際は、何よりも安全を最優先にしてください。脚立を使って無理に高所へ上がると転落の危険があり、非常に危険です。基本的には地上からの目視や双眼鏡、カメラのズーム機能などを利用してチェックしましょう。少しでも異常を感じた場合には、自分で修理しようとせず、専門業者に相談するのが安心です。
瓦やスレートのズレ・割れ
台風の強風や飛来物の衝突によって瓦やスレートがずれていたり、ひび割れが生じている場合は、雨水が侵入しやすくなります。放置すると雨漏りや内部の劣化につながるため、注意深く確認しましょう。
棟板金の浮きや外れ
屋根の頂部を覆う金属部分「棟板金」は、釘が緩んだり外れかけていると、次の強風で飛ばされる危険があります。飛散するとご自身のお住まいだけでなく、近隣への二次被害にもつながるため、早めの対応が重要です。
屋根材のめくれ・剥がれ
屋根材の部分的なめくれや剥がれを放置すると、次の強風で一気に被害が拡大する恐れがあります。地上からは確認しにくい部分ではありますので、ご自身で確認する際は無理のない範囲で行うことを心がけてくださいね。
雨どいの詰まり・破損
落ち葉やゴミが詰まって雨水が流れにくくなっていないか確認してください。水があふれると外壁の汚れや劣化を促進し、家全体に悪影響を及ぼします。破損や歪みがないかもチェックしましょう。
台風通過後、室内での確認
外壁や屋根など屋外のチェックに加えて、室内でも台風による被害が表れている場合があります。特に注意したいのが雨漏りで、早期発見・早期対応が被害を最小限に抑えるカギとなります。外から見て異常がなくても、室内のちょっとした変化が「見えない被害」を示していることもあるため、必ず確認しておきましょう。
天井や壁のシミ
まず確認したいのは天井や壁にできるシミです。新しい雨染みが出ていないか、色の変化やシミの拡大がないかを注意深く観察しましょう。小さなシミでも内部で水が回っている可能性があり、そのままにすると木材や断熱材を傷め、大掛かりな修繕が必要になることもあります。
カビや湿気の異常
次に気を付けたいのがカビや湿気です。押し入れやクローゼット、天井裏など普段目につきにくい場所を開けてみて、カビ臭や湿った空気を感じたら要注意。放置すると構造材の腐食だけでなく、住む人の健康被害につながる恐れもあります。特にカビは一度発生すると広がりやすいため、早めの対応が肝心です。
気になる症状があったら、まずはプロに相談を
これまでにご紹介した外壁、屋根、室内の症状を見つけたら、「大したことはないだろう」と自己判断して放置するのは危険です。外壁や屋根の劣化は一見わずかな変化に見えても、その裏で建物内部へと被害が広がっていることもあります。だからこそ、できるだけ早めに専門業者へ相談することをおすすめします。
経験豊富な業者であれば、目に見える部分の点検はもちろん、一般の方では気づきにくい細かな劣化や内部の状態まで、専用の機器や豊富なノウハウを活かして丁寧に調査してくれます。点検のみの依頼に対応している業者も多く、気軽に相談できる点も安心です。
また、被害を早期に発見できれば、必要最小限の補修で済む可能性が高まり、結果的に工事費用の負担を大きく抑えることができます。逆に「少し様子を見よう」と放置してしまうと、雨漏りや木材の腐食など被害が拡大し、大規模な修繕につながるケースも少なくありません。特に台風後は、外から見えない部分に被害が出ていることもあるため、少しでも不安を感じたら迷わず相談するのが安心です。
プロに相談することは、大切なお住まいを長く守り、ご家族が快適に暮らし続けるための大切な一歩。小さなサインを見逃さず、安心できる暮らしのために早めの行動を心がけましょう。
まとめ:台風シーズンは「予防の意識」が安心につながる
台風の多い季節は、外壁や屋根にとって大きな負担がかかる過酷な時期です。しかし、日頃からこまめにセルフチェックを行い、気づいた異常に早めに対応しておくことで、お住まいの寿命を延ばし、余計な修繕費用を抑えることができます。
「うちは新築(築浅)だから大丈夫」と思っていても、実際には飛来物の衝突や強風・豪雨の影響は建物の新しさに関係なく発生するものです。小さなひび割れや塗膜の剥がれをそのままにすると、やがて雨水が侵入して内部の木材や断熱材を傷め、大規模な修繕に発展する恐れがあります。
少しでも不安を感じたり、「これは大丈夫かな?」と迷う箇所があれば、専門業者に相談するのが安心です。経験豊富なプロの目で点検してもらうことで、見落としやすい部分までしっかり確認でき、適切な対策につなげられます。
株式会社ウスイ建装では、ホームページから無料相談やお見積りのご依頼を随時受け付けております。お住まいの健康診断を受けるような感覚で、どうぞお気軽にお問い合わせください!
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