コラム

大和市「不燃化・バリアフリー化改修工事費補助金」を利用してお得にリフォーム!

こんにちは!

大和市の外壁・屋根の塗装をメインに、お家のリフォーム全般を担わせていただいている株式会社ウスイ建装です。

大和市では、「燃えない・広がらないまち」「誰もが安心して暮らせるまち」を目指し、住宅の安全性と利便性を高めるための改修工事に対して補助金制度を設けています。この補助金を利用することで、お得にリフォームできる場合があります!

この記事では、大和市の不燃化・バリアフリー化改修工事費補助金制度の概要や対象工事についてわかりやすくご紹介します。

大和市不燃化・バリアフリー化改修工事費補助金とは?

 

大きな地震が起きたときには、火災が同時にいくつも発生したり、広い範囲で燃え広がったりする可能性があります。そうなると、私たちの命や財産が危険にさらされるだけでなく、消防や救急といった緊急対応にも支障が出てしまいます。また、道路や物流、電気・水道といった都市の機能も止まってしまう恐れがあります。

こうした被害をできるだけ減らし、安心して暮らせるまちをつくるために、大和市では「燃えにくく、燃え広がらない家」「高齢者や障がいのある方など、避難に時間がかかる方も安心できる住まい」の実現を目指しています。

その取り組みの一つとして、大和市では「不燃化改修工事」「バリアフリー化改修工事」を行う方に向けて、工事費の一部を助成する制度を設けています。この制度を使えば、火災に強く、安全で暮らしやすい住まいにするための負担を軽くすることができます。

対象となる住宅・申請者

 

対象建築物

  • 既存の木造住宅(新築は対象外)
  • 戸建て住宅、アパート、店舗併用住宅の個人住宅部分

あくまで改修工事(リフォーム)の補助金であり、新築工事は対象外であることにご注意ください。また店舗併用住宅の場合、個人住宅部分のみが対象となります。

申請者の条件

  • 建物の所有者であること
  • その建物に居住・住民登録していること
  • 市税に滞納がないこと
  • 要支援・要介護認定者がいないこと(バリアフリー化工事の場合)

大和市の補助金ですので、大和市に居住・住民登録していることが前提条件となります。また、市税に滞納がある場合は対象外となってしまいますので、補助金申請前にご確認を。

要支援・要介護認定の方がいる場合、この補助金ではなく、介護保険における住宅改修費の支給が可能な場合があるため、「要支援・要介護認定者がいないこと」が条件に盛り込まれています。(バリアフリー化工事の場合のみ。)もし今現在、要介護認定申請中の場合は、事前に大和市担当課へご相談の上、補助金申請の検討を。

補助対象工事・金額

 

対象工事の費用

  • 税抜50,000円以上の改修工事

不燃化工事+バリアフリー化工事を同時に行う場合、合算した工事費となります。

補助費

  • 工事費の1/2かつ上限10万円
  • 破風を含む軒裏の改修工事が含まれる場合は、上限20万円

施工業者の条件

  • 大和市内の事業者で、見積書・領収書が大和市内の住所で発行できること
  • 「大和市耐震化促進協議会」からの紹介も可能

株式会社ウスイ建装は大和市内の施工業者となり、見積書・領収書も大和市内の住所で発行できますので本条件を満たしております。ぜひお気軽にご相談ください!

対象となる「不燃化改修工事」

 

「燃えにくく、燃え広がらない家」を実現するための不燃化改修工事です。対象となる工事は以下となります。

軒天、破風板等改修工事

  • 防火性能を有する材量に交換する
  • 鋼鈑製等によるカバー工法

(施工例:防火サイディング張り・ケイ酸カルシウム板張り ・モルタル塗+吹付け塗装改修・鋼鈑製カバー)

軒天(のきてん)は、火事のときに火が広がるのを防ぐ大切な役割を持っています。もし軒天がないと、火が屋根の中に入り込みやすくなり、建物全体が燃えてしまう危険が高くなります。不燃材料を使用することで、万が一火災が発生した場合でも、延焼を遅らせることができます。

破風板(はふいた)も同様に、火事のときに火が屋根や外壁を通って広がるのを防ぐ働きをしています。燃えにくい材料を使うことで、火が広がるのを抑えることができます。

外壁の改修工事

  • 木板張りから防火性能を有する外壁に改修する
  • サイディングや鋼鈑製によるカバー工法
  • 不燃塗料等に塗り替える
  • 換気扇、吸気口を防火仕様にする

(施工例:モルタル塗+吹付け塗装改修・防火サイディング、タイル貼り等・鋼鈑製カバー・不燃塗料材塗り・砂壁状吹付材塗り・換気扇線フードを防火ダンパー付に交換)

防火性能のある外壁とは、火事が起きたときに火が広がるのを防ぐ力を持った外壁のことです。例えば、火にしばらくさらされても、外壁が壊れにくく、建物の中に火が入りにくいように作られています。燃えやすい木板張りの外壁から、防火性能を有する外壁にリフォームすることで防火対策ができます。

雨戸、シャッターの改修工事

  • 雨戸、シャッターを取り付ける

(施工例:後付けタイプの鋼製雨戸取り付け・木製戸から鋼製戸への交換)

古いお家によく見られる「木製」の雨戸を「鋼製」の雨戸に交換することで、燃えにくく、延焼を防ぐ効果が見込めます。

窓ガラスの交換工事

  • 耐熱ガラス、網入りガラス等へ交換する

耐熱ガラス(防耐火ガラス)とは、火事のときにガラスがすぐに割れたり、熱や炎が反対側に伝わったりしないように作られた特別なガラスのことです。このガラスは、通常のガラスと違って、熱に強く、一定時間火にさらされても壊れにくいのが特徴です。

さらに網入りガラス(ワイヤー入りガラス)や多層構造の特殊ガラスは、火災時にもガラスが破れて火や煙が建物の中に入り込むのを防ぎます。

内装の不燃化工事

  • 天井、壁、床の仕上げを不燃性の材料に張り替える

(施工例:石膏ボード下地+不燃性壁紙張り・防炎・不燃カーテン設置)

建物の中(天井・壁など)に使われる材料を、燃えにくい素材に変える工事です。火災が起きたときに、火が燃え広がるのを防ぎ、逃げる時間を確保するためにとても重要です。

防炎性カーテンの設置工事

  • 防炎性のカーテン等に交換する

(施工例:防炎性ロールスクリーン取り付け・鋼製ブラインド取り付け)

防炎性カーテンとは、火がついても簡単には燃え広がらない特別なカーテンのことです。万が一、火があたってもすぐに燃え上がらず、燃えにくい加工がされています。布製のカーテンから鋼製ブラインドに交換することも防火対策として効果的です。

感震ブレーカー交換工事

  • 地震を感知し、電気を遮断する「感震ブレーカー」に交換する

(施工例:分電盤タイプ、コンセントタイプに交換 ・感震リレータイプ等設置)

感震ブレーカーとは、地震の揺れを感知して、自動的に電気を遮断する装置です。火事の原因になる「通電火災(地震のあとに電気が復旧して火が出る現象)」を防ぐために使われます。古いタイプは地震に対応していないことが多く、地震対策として最新の感震ブレーカーに更新することで、安全性が大きく向上します。

ブロック塀等除却工事

  • 道路に面するブロック塀や万年塀を撤去する。(除却後、再度ブロック塀や万年塀を設置する場合を除きます。)

(施工例:高さが1メートル以上のブロック塀や万年塀の撤去)

ブロック塀除却工事とは、老朽化などで危険な状態になっているブロック塀を取り壊して撤去する工事のことです。倒壊してけが人が出る危険があるため、避難経路の安全確保として有効です。

対象となる「バリアフリー化改修工事」

 

「高齢者や障がいのある方など、避難に時間がかかる方も安心できる住まい」を実現するためのバリアフリー化改修工事です。対象となる工事は以下となります。

一部は介護保険における住宅改修費の支給制度と重複する内容になっていますので、要支援・要介護者がいる世帯は補助金対象外となっている点にご注意ください。

段差解消工事

  • 段差部分にスロープを設置する
  • 和室と洋室の段差を解消する

(施工例:外部アプローチ、玄関、廊下等にスロープ設置 ・電動段差解消機設置)

浴室改良工事

  • 床をノンスリップ化する
  • 段差解消、手摺を設置する
  • 高齢者用ユニットバスに交換する

(施工例:すのこの設置(脱衣室との段差解消 他)・和式から洋式の浴槽に交換)

トイレ改修工事

  • 和式から洋式便器に交換する
  • 廊下とトイレの段差を解消する
  • 手摺を設置する

手摺設置工事

  • 階段、廊下や段差部に手摺を設置する

廊下幅拡張工事

  • 車椅子が通れるように廊下の幅を拡張する

(施工例:幅75センチメートルから90センチメートルに拡幅)

扉交換工事

  • 扉の撤去や扉枠を改修する
  • 開き戸から引き戸に改修する

(施工例:扉枠を4方から3方枠に改修 ・親子ドアへの建具交換)

申請から支給までの流れ

 

1. 申請書類の提出

補助金交付申請書、工事内訳書、改修工事費の見積書(写し)、工事に関わる実施設計書(工事図面、仕様書等)、委任状(必要時)を大和市役所4階 建築指導課窓口に提出します。

2. 交付決定

交付決定まで約10日程度かかります。

3. 工事完了報告・補助金請求

工事完了実績報告書、領収書(写し)、改修工事の工程写真を大和市役所4階 建築指導課窓口に提出します。

不燃化改修工事については、不燃性、防火性のある材料を使用したことがわかる書類(出荷証明書、納品書、写真等)も必要です。

4. 補助金の支給

申請者の指定口座に振込となります。

申請時の注意点

 

これから工事を始めるものが対象

工事開始前に申請が必要です。既に工事が始まっている、終わっているものは対象になりません。また、施工業者の工事を伴わないもの(建築物所有者が自ら取り付け等を行うもの)は対象外となります。

工事は補助金交付「決定通知」を受けてから

補助金交付申請後、市からの補助金交付決定通知を受けてから工事をはじめてください。

補助は1回限り

補助を受けることができるのは1回限りです。

補助金早期締め切りの可能性あり

市区町村の補助金は予算上限に達すると早期締め切りとなります。予算上限に達しないよう、時間的余裕を持って書類を用意しましょう!

参考までに、昨年度(令和6年)は4月に申請受付開始し、8月に締め切りとなっています。ご検討中の方はお急ぎください!

補助金制度を活用して、賢くリフォーム!

 

不燃化やバリアフリー化は、災害に強く快適な住まいづくりへの第一歩です。大和市の補助金制度を活用して、安全で安心な住環境の実現を目指してみませんか?

前述の通り、補助金制度はいつでも利用できるわけではなく、早期締め切りとなる場合がとても多いです。お早めにご検討・ご相談を!

ウスイ建装では補助金を利用したリフォームのご相談も承っております。長年の実績がございますので、申請方法や工事の内容について全力でサポートいたします。気になることがあればお気軽にお問い合わせください!

 

※この記事は2025年7月時点の情報を元に作成しております。補助金の概要変更、早期終了の可能性がありますので、最新の情報は大和市のホームページなどを必ずご確認ください。

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