コラム
外壁塗装のモルタル塗装とは?大和市のモルタル壁はおまかせください!
こんにちは!
大和市を中心に、外壁・屋根の塗装をはじめ、住宅のリフォームを手がけている株式会社ウスイ建装です。
今回は、戸建て住宅でよく見かける「モルタル外壁」について、その特徴や塗装の重要性についてわかりやすく解説します。 「そもそもモルタルってなに?」「塗装って必要なの?」という疑問をお持ちの方も、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
目次
モルタル外壁とは?

モルタルとは、セメント・砂・水を混ぜて作られる建築素材で、昔から住宅や建物の外壁に広く使われてきました。塗り壁仕上げならではのなめらかでマットな質感が特徴で、シンプルながらも重厚感があり、和風住宅にも洋風住宅にもなじむデザイン性の高さから、現在でも根強い人気があります。また、職人の手仕事による表情豊かな仕上がりが得られる点も魅力の一つです。モルタル外壁の特徴は以下の通りです。
デザイン性が高い
左官職人が手作業で模様やテクスチャをつけるため、リシン・スタッコ・吹き付けタイル・左官(ジョリパット)など多彩な仕上げが可能です。建物の個性を引き立て、世界に一つだけの外観を作り出せます。
つなぎ目がない
サイディングボードのようなシーリング目地がないため、継ぎ目のない美しい仕上がりを実現できます。経年での目地劣化によるメンテナンスが不要という点もメリットです。
不燃性が高い
セメントを主原料としているため燃えにくく、火災時にも延焼を抑えやすい特性があります。
しかし一方で、モルタルは乾燥や気温差による膨張・収縮の影響を受けやすく、細かなひび割れが生じやすい素材でもあります。そのまま放置すると雨水が侵入し、カビや苔の発生、さらには建物内部の劣化へとつながる恐れがあります。だからこそ、定期的に塗装を施して防水性を保ち、建物を守ることがとても重要なのです。
モルタル外壁の仕上げ方法の種類
モルタル外壁には、さまざまな仕上げ方法があります。それぞれに見た目の印象やメンテナンス性が異なり、デザインの個性を引き立てるポイントにもなります。
リシン仕上げ

吹き付けによって細かい砂粒状の模様をつくる方法で、マットで落ち着いた風合いが特徴です。汚れは目立ちにくい一方で、表面に細かな凹凸があるため、苔やカビが付着しやすい点には注意が必要です。
スタッコ仕上げ

厚みのある塗材を使い、立体感のある模様をつける仕上げです。重厚感があり存在感のある外観を演出できますが、凹凸が深いため汚れが溜まりやすく、定期的な清掃や塗装メンテナンスが欠かせません。
吹き付けタイル

粒子の粗い塗材を吹き付けてタイル調の凹凸模様をつくる方法です。耐久性が高く、デザインのバリエーションも豊富ですが、やはり凹凸部分に汚れが付着しやすいため、防汚性の高い塗料で仕上げるのがおすすめです。
左官仕上げ

職人がコテを使って一つひとつ手作業で仕上げる方法で、独特の模様や高級感のある質感を出せます。自由度が高くデザイン性に優れる反面、技術力によって仕上がりの差が出やすいため、経験豊富な業者に依頼することが大切です。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、仕上がりのイメージや建物の雰囲気に合わせて選ぶとよいでしょう。
モルタル外壁に起きやすい劣化症状
以下のような劣化症状が見られたら、塗り替えを検討すべきサインです。
ヘアクラック(細かいひび割れ)

最初は小さくても、放置すると雨水が浸入しやすくなります。
チョーキング現象
表面を触ると白い粉がつく状態で、防水機能が低下している証拠です。
塗膜のはがれ・浮き

下地がむき出しになり、雨や紫外線の影響を直接受けてしまいます。
カビ・コケの発生
湿気を含んでいるサインで、美観だけでなく耐久性を弱める原因となります。
モルタル外壁の塗り替えは、一般的に築10年前後が目安とされています。ただし、日当たりや風通し、沿岸部などの立地条件によって劣化の進行は大きく異なります。過去の施工の質によっても耐久年数は変わるため、「年数」だけで判断するのは危険です。
上記のような症状が見られたら、早めの点検や塗り替えを検討しましょう。
モルタル塗装の必要性とは?
モルタルはセメントと砂、水を混ぜてつくられる建材ですが、実はモルタル自体には防水性がほとんどありません。そのため、表面に塗装を施すことで防水機能を持たせ、雨水や紫外線から建物を守る役割を担っています。もし塗装が劣化すると、外壁は直接ダメージを受けてしまい、建物全体の耐久性に大きな影響を与えることになります。塗装には次のような役割があります。
防水性を保つ
小さなひび割れや劣化部分から雨水が侵入するのを防ぎます。防水性を確保することは、雨漏りや内部構造材の腐食を防ぐうえで最も重要なポイントです。
紫外線や汚れから守る
塗膜はコーティングの役割を果たし、紫外線による劣化や排気ガス・埃などの汚れから外壁を保護します。
美観を整える
色あせや汚れを一新し、新築のような外観を取り戻せます。家の印象を左右する大きな要素です。
特に注意したいのは、モルタル外壁にありがちなひび割れ(クラック)を放置することです。細いものであっても、そこから雨水が浸入し下地の腐食や雨漏りにつながり、やがて大規模な修繕工事が必要になる場合もあります。
つまり、モルタル外壁の塗装は「劣化してから行う補修」ではなく、劣化を未然に防ぐための予防メンテナンスという考え方が大切です。定期的な塗り替えを行うことで、美観を保ちながら建物全体を長持ちさせることができます。
モルタル塗装の費用相場
モルタル外壁の塗装費用は、30〜40坪程度の一般的な住宅でおよそ70万円〜120万円が相場とされています。サイディング外壁の張り替えと比べると大幅に費用を抑えることができるため、コスト面でもメリットの大きいメンテナンス方法です。費用を左右する主な要素は次の通りです。
建物の大きさや形状
足場を組む面積や塗装する外壁の面積が広いほど、費用は高くなります。凹凸の多い住宅も手間がかかるため割高になる傾向があります。
塗料の種類
ウレタン・シリコン・フッ素・無機など塗料のグレードによって価格が異なります。高耐久な塗料ほど初期費用は高くなりますが、その分メンテナンスサイクルを延ばせるため、長期的にはコストを抑えられるケースもあります。
下地補修の有無
ひび割れや剥がれが進行している場合、補修作業が追加で必要となり、その分費用が上乗せされます。
見積もりを比較する際は「総額」だけでなく、施工内容や使う塗料の種類まで確認することが大切です。
塗装の一般的な手順
モルタル外壁の塗装をプロに依頼した場合、工事は次のような流れで進められます。それぞれの工程には重要な役割があり、どれも欠かせない作業です。
足場の組み立て
安全かつ効率的に作業を行うため、まずは足場を設置します。職人が細部まで丁寧に塗れるようにするための大切な準備工程です。
高圧洗浄
外壁に付着した汚れや古い塗膜、カビやコケを強力な水圧で洗い流します。ここが不十分だと塗料が密着せず、早期の剥がれにつながるためとても重要です。
養生
塗装しない窓や玄関、植木などをビニールシートやテープで覆い、塗料が付着しないように保護します。仕上がりの美しさを左右する工程です。
下地補修
モルタル特有のひび割れや欠けを補修材で埋め、下地を平滑に整えます。補修を怠ると、仕上げ後に再びひびが目立つ原因になります。
下塗り
下地と仕上げ塗料の密着を高めるための専用塗料を塗布します。まさに“のり”の役割を果たす重要工程です。
中塗り・上塗り
仕上げの塗料を2回重ねて塗装します。1回では厚みが不足し耐久性が落ちるため、2度塗りで塗膜をしっかり形成します。ここで色や質感が決まり、外観の印象も一新されます。
付帯部の塗装
雨樋や庇(ひさし)、換気フードなど外壁以外の部分も塗装し、全体の統一感と耐久性を高めます。
足場の解体・清掃
塗装完了後は足場を解体し、周囲を清掃して引き渡しとなります。最後まで丁寧に仕上げることで、お客様に安心していただける状態になります。
モルタル外壁は職人の技術や塗料選びによって耐久性や仕上がりが大きく変わります。そのため、複数の業者から相見積もりを取り、施工内容や費用を比較することが、満足度の高い工事につながります。
DIYはできる?プロに頼むべき?
「費用を抑えるためにDIYでモルタル外壁を塗装できないか」と考える方も少なくありません。確かに、ホームセンターなどで塗料や道具を揃えれば、部分的な補修や小さなひび割れの補修はDIYでも対応可能です。しかし、外壁全体の塗装となると話は別です。モルタル外壁はひび割れ補修や下地処理、高圧洗浄などの工程が多く、仕上がりや耐久性を大きく左右します。技術や経験が不足していると、施工不良によって短期間で塗膜が剥がれたり浮いたりするリスクが高まります。
さらに、外壁の塗装は高所作業になるため、安全面のリスクも無視できません。プロであれば専用の足場を組み、適切な塗料選びや丁寧な下地処理を行うため、美観と耐久性を両立させた仕上がりが期待できます。部分補修はDIYで可能ですが、外壁全体の塗り替えはプロに依頼したほうが、結果的に長持ちし、コストパフォーマンスも良くなります。
まとめ:塗装でモルタル外壁の魅力をキープしよう
モルタル外壁はデザイン性が高く、しっとりとした上品な仕上がりが魅力。でも、その美しさを長持ちさせるには、定期的な塗装が欠かせません。
「うちはまだ大丈夫かな?」と思っていても、専門家が点検すると意外な劣化が見つかることも少なくありません。だからこそ、気づいたときに早めに相談することが安心につながります。
株式会社ウスイ建装では、モルタル外壁の特性を熟知したプロが、お住まいの状況に合わせた最適な塗装プランをご提案いたします。ホームページから無料相談・お見積りを随時承っておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください!
▼関連記事

