コラム

外壁塗装の水ぶくれとは?放置すると危険な理由とは

こんにちは!

大和市の外壁・屋根の塗装をメインに、お家のリフォーム全般を担わせていただいている株式会社ウスイ建装です。

外壁塗装をしてしばらくすると、塗膜の表面に「ふくらみ」や「浮き」のようなものが現れることがあります。これはいわゆる「水ぶくれ」と呼ばれる現象で、塗膜の中に水分や空気が入り込み、塗装が浮き上がってしまう状態です。

「見た目が悪くて気になる」「これって放っておいても大丈夫?」というお問い合わせを多くいただくのですが、実は放置してしまうと危険な場合もあるのです。

この記事では、水ぶくれが起こる原因、放置によるリスク、そして後悔しないための正しい対処法について詳しくご紹介していきます。塗装後のお悩みがある方は、ぜひ参考にしてみてください。

水ぶくれってどんな状態?

 

外壁塗装が完了してしばらく経つと、ふとしたときに塗膜が「プクッ」と膨れている部分に気づくことがあります。まるで空気が入った風船のように浮き上がったその状態が、いわゆる「水ぶくれ」です。

この現象は、塗膜の下に空気や水分がたまることで、内部から圧力がかかって膨らんでしまうことが原因です。施工時に十分な乾燥がされていなかったり、下地の処理が不十分だったりした場合に起こりやすい傾向があります。

一見小さなふくらみに見えても、この水ぶくれが破れてしまうと塗膜が剥がれ落ちてしまい、見た目が悪くなるだけでなく、防水性や耐久性が大きく損なわれるリスクがあります。そこから水が入り込むことで、外壁材自体の劣化や雨漏りの原因になる可能性も。

早期に発見し、適切な対応をすることが、お住まいを長持ちさせるためにはとても重要です。

 

なぜ水ぶくれが起きるの?

 

外壁塗装後に発生する「水ぶくれ」は、見た目の問題だけでなく、防水性や耐久性にも大きく影響を及ぼすトラブルです。では、どうしてこのような現象が起きてしまうのでしょうか?主な原因として、以下のようなケースが挙げられます。

 

下地が十分に乾燥していなかった

塗装前に下地に含まれていた水分がしっかり抜けきっていないと、塗膜の内側で水分が蒸発し、膨れの原因になります。

 

湿度の高い日に塗装を行った

気温や湿度が適切でない環境下で施工すると、塗膜が空気中の水分を吸い込みやすくなり、ふくらみやすくなります。

 

古い塗膜の劣化を十分に処理せずに上塗りした

剥がれかけた旧塗膜の上に塗装してしまうと、新しい塗料がしっかり密着せず、塗膜が浮き上がってしまうことがあります。

 

塗料の種類が不適切だった/塗布量に問題があった

使用する塗料が下地に合っていなかったり、塗り方が規定から外れていたりした場合も、塗膜のトラブルが起きやすくなります。

 

これらの原因の多くは、施工時の判断ミスや準備不足=施工不良に起因しています。見た目ではわかりづらい部分ですが、「乾燥」「素材の状態」「気候」「塗料の相性」などをしっかり見極めることが、品質の高い塗装を実現するための鍵なのです。

水ぶくれは「仕方ないトラブル」ではなく、防げるトラブル。だからこそ、信頼できる塗装業者に依頼することが何より大切です。

 

新築・再塗装どちらでも注意が必要です

 

「うちは築浅だから大丈夫」「新築時に塗装したばかりだから安心」と思っている方も多いかもしれません。しかし、水ぶくれは新築・再塗装を問わず、あらゆる建物で起こり得るトラブルなのです。

実際、新築時であっても、施工中の湿度や気温の管理が不十分だった場合や、下地の乾燥不足・処理の甘さがあると、数ヶ月〜数年以内に塗膜に水ぶくれが現れることがあります。「新築だから完璧」とは限らず、施工精度や職人の技術に大きく左右されるのが現実です。

また、再塗装の場合も同様に油断は禁物です。旧塗膜との相性や、前回の塗装がどれほど劣化していたかによって、新たな塗膜が密着しづらくなり、水ぶくれの原因になることがあります。とくに複数回塗り替えを行っている建物では、過去の塗料の種類や施工履歴が仕上がりに影響するケースもあります。

つまり、水ぶくれは築年数や外観の美しさに関係なく起こり得る問題であり、どなたにとっても「自分の家にも起こりうること」として意識しておくことが大切です。

 

放置するとどうなる?

 

外壁塗装の「水ぶくれ」は、最初は小さくて目立ちにくく、「まあ大丈夫だろう」と見過ごされがちです。しかし、この水ぶくれをそのまま放置してしまうと、建物全体の劣化を早める深刻な原因になってしまうことがあります。

こちらは一例ですが、水ぶくれが破れてしまうと以下のようなことになってしまうことも…

 

塗膜がはがれてしまい、防水性が一気に低下

本来、塗膜は雨風や紫外線から外壁を守る“バリア”の役割を果たしていますが、水ぶくれによって塗膜が剥がれ、その機能が失われると、外壁材が直接ダメージを受けやすくなります。

 

雨水が建物内部に浸入し、壁の中で腐食やカビの原因に

湿気がこもることで、断熱材や木部が傷みやすくなり、構造的な弱点を生み出してしまうリスクもあります。

 

外観の美観が損なわれ、資産価値にも影響

ブツブツと膨れた外壁は、見た目にも劣化の印象を与えやすく、中古住宅としての評価が下がる可能性も否めません。

 

特に怖いのは、放置しているうちに劣化が一気に進んでしまうという点です。最初は数千円〜数万円で済むはずだった補修が、大規模な外壁修繕や張り替え工事に発展することも…。

水ぶくれは「小さな異変」だからこそ、早期に気づき、早めに対応することが何より重要です。気になる症状を見つけたら、迷わず専門業者に相談しましょう。

 

実際にあった水ぶくれトラブルとその対応例

 

あるお客様から、「他社にて外壁塗装した約1年後、外壁の表面にポコポコと小さな膨らみが出てきた」とのお問い合わせをいただきました。見た目が気になるだけでなく、「このまま放っておいても大丈夫か心配」とのことでした。

さっそく現地調査を行ったところ、塗膜の下に残っていた水分が原因で、塗膜が内部から浮き上がり、水ぶくれのような状態になっていることが判明。原因は、下地が完全に乾ききっていない状態で塗装されていたことでした。施工時の湿度管理や乾燥時間の不足がトラブルにつながったと考えられます。

当社では、まず膨れた部分を丁寧に剥がし、しっかりと下地を乾燥させたうえで、密着性の高い塗料を使って再塗装を行いました。再発防止のために、下地処理と湿度・天候の管理を徹底。その結果、「前よりきれいになって、安心して過ごせるようになりました」と、お客様にも大変ご満足いただけました。

このように、水ぶくれは早めに対応すれば補修で解決できるケースが多くあります。気になる変化に気づいたときは、できるだけ早めに専門業者へ相談することをおすすめします。放置せず、プロの目で現状をしっかりチェックすることが、住まいを守る第一歩です。

 

DIY補修はアリ?ナシ?

 

「小さい水ぶくれくらいなら、自分で補修できるかも」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。確かに、ホームセンターなどでは補修用の塗料やツールも手に入るため、挑戦したくなる気持ちはよくわかります。

しかし、結論から言うとDIYでの補修はおすすめできません。

その理由は、水ぶくれの“原因”を正確に取り除けない可能性が高いからです。見えている膨れを削って上から塗料を塗り直しただけでは、根本的な解決にはなりません。下地が湿気を含んでいたり、前回の塗装が密着不良を起こしていたりするケースでは、すぐに同じようなトラブルが再発してしまいます。

水ぶくれは、外側の塗膜だけでなく、下地や壁内部の状態まで見極める必要があるトラブルです。プロであれば、原因の特定から適切な補修方法まで一貫して対応が可能です。

小さな異変でも、「自己判断せず、まずは専門家に相談する」ことが、結果的に安心・安全な住まいを守る近道です。

 

水ぶくれが出たら、すぐにプロに相談を

 

もし外壁に「ふくらみ」や「浮き」のような症状を見つけたら、放置せず、できるだけ早めに専門業者へ相談することが大切です。一見小さな不具合に見えても、その奥では下地の劣化や水分の滞留などが進行している可能性があります。

私たちプロの施工業者は、現地調査を通じて塗膜だけでなく下地の状態や周囲の環境まで丁寧に確認し、原因を特定したうえで、建物にとって最適な補修方法をご提案いたします。

「まだ塗装してから数年しか経っていないのに…」というケースでも、塗料の不具合や施工環境が原因の場合は、部分補修や保証の範囲で対応できる場合もあります。だからこそ、気になる症状を見つけたら一人で悩まず、まずはお気軽にご相談いただくことが、トラブルの早期解決につながります。

小さな異変に早く気づき、早めに動くことが、住まいを長持ちさせるための第一歩です。

 

まとめ:水ぶくれは外壁からのSOS!

 

外壁塗装後に現れる「水ぶくれ」は、ただの見た目の問題ではありません。「ちょっとした塗装のミスかな?」「湿気が多かったから仕方ないかも」と軽く見られがちですが、実際には施工不良や下地のトラブル、外壁内部の湿気や劣化といった、住まい全体に関わる深刻なサインであることが少なくありません。

そのまま放置してしまうと、塗膜の剥がれや雨水の浸入、さらには壁内部の腐食・カビの発生など、建物の寿命を縮めてしまうリスクが高まります。

だからこそ、水ぶくれのような小さな異変に気づいたときこそが、住まいを守るチャンスです。表面だけを補修するのではなく、原因をしっかり突き止めて、適切な対処を行うことが大切です。

株式会社ウスイ建装では、塗装のご相談はもちろん、現地調査から原因の診断、補修まで一貫して対応しております。水ぶくれに関する不安やご相談もどうぞお気軽にご連絡ください。ホームページより無料お見積もり・ご相談を随時受け付けております。小さなサインを見逃さず、大切なお住まいを長く美しく保つために、ぜひ私たちにお手伝いさせてください!

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