コラム
雨漏り修理の費用相場はいくら?屋根・外壁・ベランダ別に解説
こんにちは!
大和市を中心に外壁・屋根の塗装やリフォームを行っている、株式会社ウスイ建装です。
「最近、天井にうっすらとシミが…」「壁紙がなんとなく浮いている?」そんな違和感を覚えたとき、まず頭をよぎるのが「もしかして雨漏り?」という不安ではないでしょうか。
しかし、「修理にどのくらい費用がかかるのか分からない」と心配で、なかなか業者に相談できない方も多いはず。そこで本記事では、雨漏り修理の費用相場や目安を、場所別・症状別にわかりやすくご紹介します。屋根・外壁・ベランダなど、箇所によって金額は大きく異なります。事前におおよその相場を知っておくことで、見積もりを比較する際も安心です。「いくらかかるのか不安…」という方は、ぜひ参考にしてみてください!
目次
雨漏りの放置が危険な理由

「少しのシミだから大丈夫」と思って放置してしまうと、雨漏りは建物の内部構造にまで広がり、想像以上に深刻なダメージを与えます。放置した結果、次のような二次被害が起こることがあります。
下地材(野地板や梁)の腐食による構造の弱体化
屋根裏や壁の内側に雨水が入り込むと、普段見えない木材部分が少しずつ湿気を吸収します。そのままにしておくと木が腐食し、家全体の強度が落ちてしまう恐れがあります。最悪の場合、天井の崩落や屋根のたわみなど、大掛かりな補修が必要になることもあります。
カビ・ダニの発生による健康被害

雨漏りによりカビが発生すると、その胞子が空気中に漂い、アレルギーや喘息、鼻炎などの原因になることがあります。小さな子どもや高齢者がいる家庭では特に注意が必要です。
電気系統への水の侵入による漏電リスク
雨水が天井裏や壁の内部を伝って電気配線に触れると、漏電やショートが発生する危険があります。火災につながるケースもあるため、非常に危険です。
住宅全体の資産価値の低下
見た目の問題だけでなく、内部の劣化が進むことで住宅の評価額が下がってしまいます。早期発見・早期修理こそが、家を長持ちさせ、修繕費を抑える最善の方法です。
雨漏り修理の費用相場と主な修理箇所
雨漏り修理の費用は、「どこから漏れているのか」「どの程度被害が進んでいるのか」によって大きく変わります。軽い症状であれば数万円で済むこともありますが、被害が建物内部まで広がっている場合など、根本的な修繕が必要な場合は数十万円に達することも珍しくありません。以下は、主な修理箇所と費用の目安です。
屋根からの雨漏り(3万〜30万円程度)
屋根からの雨漏りであれば、瓦やスレートのズレ・ひび割れ・板金の浮きなどが原因となることが多く、修理費用はおおよそ3万〜30万円程度が目安です。部分補修で済む場合は安く抑えられますが、葺き替えや防水工事が必要になると費用は一気に上がります。
ベランダやバルコニー(5万〜40万円程度)
ベランダやバルコニーが原因の場合は、排水口の詰まりや防水層の劣化が主な要因です。こちらは5万〜40万円程度が相場で、防水層を再施工する必要があるケースでは高額になる傾向があります。
外壁やサッシまわり(2万〜20万円程度)
外壁やサッシまわりからの雨漏りもよくあるパターンです。シーリング(コーキング)材の劣化やひび割れが原因で、修理費用は2万〜20万円ほどが一般的です。範囲が広い場合や足場が必要な場合は、さらに費用が加算されます。
天井や内装(1万〜15万円程度)
天井や内装部分の修繕は、クロスの張り替えや下地補修などで1万〜15万円程度が目安です。ただし、内装の修理だけでは根本的な解決にならないため、必ず原因箇所の修理とセットで行うことが大切です。
このように、雨漏り修理は場所や症状によって費用が大きく異なります。また、屋根や外壁の工事では足場の設置費用が発生するため、思った以上に金額が膨らむこともあります。見積もりを依頼する際は、どこまでの作業が含まれているかをしっかり確認しましょう。
修理方法と工法の違いを理解しよう
雨漏り修理と一口にいっても、実際にはいくつかの工法があり、建物の状態や被害の程度、そして原因箇所によって最適な修理方法は異なります。正しい工法を選ばなければ、せっかく修理をしても再発してしまうこともあるため、まずはそれぞれの特徴を理解しておくことが大切です。
部分補修
部分補修は、瓦のズレや板金の浮き、シーリング(コーキング)切れなど、比較的軽度な雨漏りに対応する方法です。ピンポイントで修繕できるため費用を抑えやすく、工期も短めです。ただし、原因箇所を正確に特定できていない場合、再度の雨漏りにつながることもあります。
防水工事(ベランダ・バルコニーなど)
防水層の再施工を行い、雨水の浸入を防ぐ工法で、ウレタン防水・FRP防水・シート防水などの種類があります。いずれも10〜15年程度の耐久性があり、ベランダや屋上など平らな面に最適です。防水層が劣化していると見た目にはわかりにくいこともあるため、定期的な点検が重要です。
▼防水工事を含む神奈川県大和市の施工事例はこちらからご覧いただけます。
屋根葺き替え工事
屋根葺き替え工事は、屋根材そのものや下地材が老朽化している場合に行う大規模な工事です。既存の屋根を撤去し、新しい屋根材に交換するため費用は高くなりますが、耐久性・防水性ともに大きく向上し、今後20年以上安心して暮らせる住まいを実現できます。
外壁シーリング打ち替え
外壁のつなぎ目やサッシ周りのシーリング材が劣化すると、そこから雨水が入り込むことがあります。古いシーリングをすべて撤去して新しく打ち替えることで、防水性がよみがえります。
このように、雨漏り修理の方法は多岐にわたります。適切な工法を選ぶためには、まず「どこから水が入っているのか」を正確に診断することが何よりも重要です。専門業者による現地調査を受け、最適な修理方法を提案してもらいましょう。
雨漏り修理はDIYでもできる?プロに頼むべき理由
最近では、ホームセンターやネット通販で手に入る防水グッズを使って、ご自身で応急処置を行う方も増えています。たとえば、コーキング材でのひび割れ補修や、防水テープでの隙間塞ぎなどは、一時的に雨漏りを抑える効果がある場合もあります。
しかし、DIYでの修理はあくまで「応急処置」にすぎず、根本的な解決にはならないケースがほとんどです。雨漏りは屋根や外壁の内部など、目に見えない部分で進行していることが多いため、表面だけを塞いでも再発するリスクがあります。特に、原因を誤って補修してしまうと、水の流れを変えてしまい、かえって別の箇所に被害が広がることもあります。
また、高所での作業には転落やケガの危険も伴い、安全面から見てもDIYはおすすめできません。防水材の施工方法を誤ると、すぐに剥がれたり、建材の劣化を早めたりする場合もあります。
そのため、「どこから水が入っているのか」「どの範囲まで影響しているのか」を正確に診断できる専門業者への相談が最も安心で確実です。プロであれば、赤外線カメラや散水試験などの専門機器を使って原因を特定し、被害の状況に合わせた最適な修理方法を提案してくれます。結果的に、再発防止と費用の両面で無駄のない対応が可能になります。
保険や助成金が使えるケースもある
実は、雨漏り修理に火災保険が適用されるケースもあります。
たとえば、台風・強風・大雪などの自然災害によって屋根や外壁が破損し、そこから雨漏りが発生した場合には、「風災」「雪災」として火災保険の補償対象になることがあります。経年劣化による雨漏りは対象外ですが、突発的な被害であれば修理費の全額または一部が保険金でまかなえる可能性があります。
また、自治体によっては「住宅リフォーム助成金」や「耐久性向上リフォーム支援制度」などを設けているところもあり、防水工事や外壁修繕といったメンテナンス費用に補助金が出るケースもあります。これらの制度を活用すれば、実質的な自己負担額を大幅に抑えられることもあります。
申請の際は、被害箇所の写真・修理前後の見積書・施工報告書などの提出が必要になるほか、保険会社によっては指定業者による調査を求められることもあります。特に申請期限が定められていることが多いため、被害が発生したらできるだけ早く相談するのがポイントです。
こうした制度を上手に活用すれば、費用面の不安を軽減しながら、安心して修理を進めることができます。
実際の修理事例:どのくらいかかった?
ここでは、実際に行われた雨漏り修理の事例をいくつかご紹介します。症状や原因、施工内容によって費用は大きく変わりますが、目安としてぜひ参考にしてみてください。
事例1:屋根からの軽度な雨漏り(スレート屋根)
天井のシミが見つかり、点検したところ、棟板金を固定している釘が浮いており、コーキング部分にも劣化が見られました。修理内容は「釘の打ち直し」と「シーリング補修」。費用は約5万円、工期は1日で完了しました。比較的軽度なケースで、早期発見が功を奏した例です。
事例2:ベランダ防水層の劣化による漏水
長年メンテナンスをしていなかったため、防水層が剥がれ、排水口の詰まりも発生していました。工事では下地を補修したうえで、ウレタン防水を再施工。費用は約25万円、工期は3日ほどかかりました。放置期間が長かったため、やや大掛かりな補修が必要になったケースです。
事例3:外壁クラックからの浸水
外壁のモルタル部分に細かいひび割れが生じ、そこから雨水が侵入していました。高圧洗浄で汚れを除去した後、クラック補修と外壁塗装仕上げを実施。費用は約15万円、工期は2日で完了しています。
このように、雨漏り修理は症状や被害範囲によって費用も工期も異なります。軽度の段階であれば小規模な補修で済みますが、放置すると被害が広がり、修理費用が何倍にも膨らむこともあります。早めの点検・修理こそが、住まいを長持ちさせる最大のコツです。
まとめ:費用相場を知って、安心の第一歩を
雨漏りは放っておくと建物の内部構造にまで影響を及ぼし、結果的に修理費用が高額になることもあります。
「まだ大丈夫かな?」と思っても、少しでも気になる症状があれば、早めにプロに相談するのが安心です。雨漏り修理の相場を理解し、正しい知識で大切な住まいを守りましょう。「これくらいなら自分で直せるかな?」と思うその前に、まずは専門業者の診断を受けてみてください。
株式会社ウスイ建装では、外装・屋根・内装をトータルで診断し、お住まいの状態に合わせた最適な修理プランをご提案しています。ホームぺージからは無料の点検・お見積もりを随時受付中です。経験豊富なスタッフが丁寧に対応し、お客様の不安をしっかり解消いたします!
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